ユーズドのバート・マクラッケン、アスキング・アレクサンドリアのダニー・ワースノップら、ゲストの豪華な顔ぶれからもこのセカンド・アルバムにかけるLAの5人組の意気込みが窺えるだろう。バンドの身上はゴシックな魅力もあるエモいラウド・ロック。それだけでもなかなかのものなのだが、本作をさらに聴きごたえあるものにしているのがパニック!アット・ザ・ディスコを連想させるミュージカルの要素やボン・ジョヴィ風の王道ハード・ロック・サウンド。泣きのバラードや、煌びやかなシンセの使い方も堂に入っている。日本でも人気が出そうだ。あと彼らに足りないのはきっかけだけだろう。