オルメスはフランスの女性作曲家。1847年生まれでフォーレのひとつ年下。ウィーン・フィルのサマーナイトコンサート2024で“夜と愛”が演奏されてこの作曲家を知った方も多いのでは。ロンドンのプロムスでもバーミンガム市響が演奏し喝采された。オペラ間奏曲のような名品はTrack 7に収録。リスト、ベルリオーズも真っ青の激情の“交響詩「狂えるロラン」”はブラスが活躍しかっこよいことこの上なし。指揮フランシスとラインラント=プファルツ州立フィルはマーラー編曲ベートーヴェン作品集が絶賛された注目株。知られざる作品の録音にありがちな楽譜をなぞるだけの演奏にとどまらない芯のある鮮やかなサウンドを紡ぐ。