クニ河内のプロデュースによる73年作『のすたるじあ』がカルトな人気を誇るデュオのなんと51年ぶりとなる2作目が作られてしまった。未発表デモを元に、現在のふたりが新たに彩色を施した楽曲で構成されているが、鼻の奥をツンと衝くアシッド臭は健在だし、人懐っこさを備えた美メロ系もわんさか。ジャパニーズ・サイケ・ポップ・フォークの新定番になり得る傑盤だ。