デビュー曲“晩餐歌”が多くの配信チャートで1位を獲得し、再生回数の歴代最年少記録も続々と更新。年末には「紅白歌合戦」への出演も決定と凄まじい飛躍を見せる15歳のシンガー・ソングライターが、初のアルバムを完成。恋愛リアリティ番組やPlayStation 5とのタイアップ・ソングといった既発曲はもちろん、キュートなラップを転がす“純恋愛のインゴット”、ストリングスを交えたバラード“孤独の鯨”など、初出曲でも音楽性の幅をしっかりと開陳している。顔出しなしだからこそのイマジネーションも共感を呼ぶひとつの要素だろうが、メロディアスな旋律と切実さの滲む歌唱が何よりの魅力。