いろいろあって3年のブランクになったものの、カントリーを足場にスタイルを拡張してきた彼の野心はこの通算4作目でも落ち着くどころかいよいよ盛ん。フィル・コリンズ“In The Air Tonight”を引用した先行曲“I Can Feel It”やマシュメロとコラボしたEDMチューンの“Miles On It”など、多彩なポップネスとグッとくる歌で紡ぐ独自の世界は今回も最高だ。カリードやジェリー・ロール、ブラッド・ペイズリー、さらには妻のケイトリン・ブラウンをそれぞれフィーチャーしたコラボも楽しいし、“Backseat Driver”のようにストレートなナンバーも当然味わい深い。ダン・ハフのプロデュース手腕にも感服。