アナログ・シンセのコレクターとしても知られたドイツの電子音楽家で、エクスペリメンタルな作品を残してきたリュディガー・ロレンツ。その孤高の足跡を手軽に楽しめる本作は、自作のシンセやエフェクトも駆使した初期のカセットテープ作品などから親しみやすい(?)7曲がセレクトされた音源集だ。温かみも帯びたSF的な音空間の広がりに、幕開けの“38-17-34”から圧倒される!