独自の暗夜行路を進むマイアミのアンダーグラウンド・アイコンが、昨年の快作『THEY COULD NEVER MAKE ME HATE YOU』からおよそ半年で早くも通算7作目をリリース。往年のメンフィス・ラップを引用したサウンドが氾濫するなか、そこにボンサグ風の虚脱した歌い口で迫るメロディックなセンスはこの人ならでは。じっとり沈み込むミステリアスな快感に酔わされる。