昂揚感に満ちた前作『Junior』と対をなすこのアルバムは、落ち着いたトーンで統一されたインスト集だ。ひんやりとしたアンビエンスや重厚でミステリアスなシンセ音が彷徨い、アートワークのイメージ通りダークな世界観が広がっていく。彼らの代名詞である憂いを帯びたメロディーの美しさが際立つ一枚。