坂本九のベストアルバム『坂本九』が2025年8月20日(水)にリリースされる。

本作は、昭和を代表する稀代のエンターテイナー坂本九が歌手として発表した数々の名曲からセレクトした全56曲、計61トラックを収録した究極のベスト盤だ。

CDには1961年に発表され、米ビルボードのシングルチャートで3週にわたり1位を獲得した“上を向いて歩こう”のほか、“見上げてごらん夜の星を”“幸せなら手をたたこう”“明日があるさ”などのヒット曲を収録。また、1994年にリリースされた『坂本九 メモリアル・ボックス』にのみ収録された当時の未発表曲“おふくろ”“背のび”“21世紀の歌”や、最新タイアップ楽曲“皆んなで笑いましょ”、1983年に〈XQS〉名義でリリースされた“ぶっちぎりNO文句”やソノシートに収録された軽妙なトークなどのレアトラックも収められるという。

本作の解説は娯楽映画研究家であり、オトナの歌謡曲プロデューサーを務める佐藤利明が担当。各楽曲は2025年の最新リマスタリング音源を採用している。

昭和元年の1926年から数えると、今年は〈昭和100年〉となる年であるほか、1925年にNHKがラジオ放送を開始してからちょうど100年に当たる〈放送100年〉の年でもある。没後から40年を迎える坂本九の音楽を網羅した新たなベスト盤『坂本九』、ぜひこの機会にチェックしよう。

 


RELEASE INFORMATION

坂本九 『坂本九』 ユニバーサル(2025)

リリース日:2025年8月20日(水)
品番:UPCY-8065/7
価格:4,950円(税込)
仕様:SHM-CD 3枚組

TRACKLIST ※()内は作詞/作曲/編曲
DISC-1
1. 上を向いて歩こう(永六輔/中村八大/中村八大)
2. 悲しき六十才(ムスターファ)(訳詞:青島幸男/アザム・バークレイ/ダニー飯田)
3. ビキニスタイルのお嬢さん(訳詞:岩谷時子/ポックリス/ダニー飯田)
4. ステキなタイミング(訳詞:漣健児/トビアス、バラード/ダニー飯田)
5. カレンダーガール(訳詞:星加ルミ子/ニール・セダカ/ダニー飯田)
6. 九ちゃん音頭~それが浮世と云うものさ(青島幸男/ダニー飯田/ダニー飯田)
7. GIブルース(訳詞:みナみカズみ/R.ベネット/ダニー飯田)
8. 九ちゃんのズンタタッタ(聞いちゃいけないよ)(青島幸男/青島幸男/ダニー飯田)
9. 何処かでだれかが(菅沼定憲/ダニー飯田/半間巌一)
10. あの娘の名前はなんてんかな(永六輔/中村八大/中村八大)
11. 一人ぼっちの二人(永六輔/中村八大/中村八大)
12. 君なんか君なんか(永六輔/中村八大/中村八大)
13. 見上げてごらん夜の星を(永六輔/いずみたく/渋谷毅)
14. 勉強のチャチャチャ(永六輔/いずみたく/川口真也)
15. 明日があるさ(青島幸男/中村八大/中村八大)
16. 幸せなら手をたたこう(きむらりひと/アメリカ民謡/有田怜)
17. 君が好き(永六輔/中村八大/中村八大)
18. サヨナラ東京(永六輔/中村八大/中村八大)
19. 夜明けの唄(岩谷時子/いずみたく/いずみたく)
20. ともだち(永六輔/いずみたく/いずみたく)
21. 涙くんさよなら(浜口庫之助/浜口庫之助/橋本光雄)
22. 皆んなで笑いましょ(河野洋/斉藤太朗/前田憲男)
23. レットキス(ジェンカ)(永六輔/Rauno Lehtinen/前田憲男)

DISC-2
1. 世界の国からこんにちは(島田陽子/中村八大/中村八大)
2. さよなら さよなら(マイク真木/中村八大/中村八大)
3. エンピツが一本(浜口庫之助/浜口庫之助/前田憲男)
4. 若者たち(藤田敏雄/佐藤勝/前田憲男)
5. 遠い昔の母の胸に(河野洋/坂本九/橋本光雄)
6. マイ・マイ・マイ(山上路夫/Bob Saker-Jack Winsley/佐和田容堂)
7. 太陽と土と水を(中村八大/中村八大/中村八大)
8. 夕やけの空(石山透/藤井凡大/藤井凡大)
9. ELIMO(襟裳岬)(岡本おさみ 英語詞:くわじまひろし/吉田拓郎
/CLIFF ROBERTSON)
10. WHY(若者たち)(藤田敏雄 英語詞:くわじまひろし/佐藤勝
/CLIFF ROBERTSON)
11. 何かいいことありそうな:北海道限定SINGLE(奥山侊伸/坂田晃一/坂田晃一)
12. そして想い出(永六輔、丸山浩路/中村八大/中村八大)
13. 生きていてよかった(永六輔/中村八大/中村八大)
14. 親父(坂本九/坂本九/桜庭伸幸)
15. ぶっちぎりNO文句:覆面歌手XQS名義(阿久悠/井上大輔/井上大輔)
16. おとなの童話 〜今だからいうけれど〜:覆面歌手XQS名義(阿久悠/井上大輔/井上大輔)
17. 懐しきlove-song(荒木とよひさ/三木たかし/川口真)
18. 心の瞳(コーラス入り)(荒木とよひさ/三木たかし/川口真/コーラスアレンジ:川口真)
19. 心の瞳 (合唱バージョン):指揮 相澤直人/歌 あい混声合唱団
(荒木とよひさ/三木たかし/横山潤子)
20. ハッピー・バースデイ(Patty Hill/Mildred Hill、岩井直溥)
21. おふくろ(不詳/不詳)
22. 背のび(永六輔/中村八大/中村八大)

DISC-3
1. MC:パラキンについて
2. 題名のない唄だけど(ダニー飯田/ダニー飯田/ダニー飯田)
3. MC:ゴールデン・レコードについて
4. monologue:ひとりぽっちの九ちゃん(1枚目)(作・構成:青島幸男)
5. monologue:ひとりぽっちの九ちゃん(2枚目)(作・構成:青島幸男)
6. MC:10分間の休憩です
7. 何かが終った(日本語詞:阿久悠/Mike Stoller/横内章次)
8. 想い出のブルー・ジーン(日本語詞:阿久悠/C.L.Parkins/横内障次)
9. グッドバイ・ジョー(漣健児/ウイットスタット-ルーズ-ニューウェル/ダニー飯田)
10. ユア・チーティン・ハート(LIVE)(H.Willams/H.Willams/H.Willams)
11. ラヴ・ミー・トゥナイト(LIVE)(L.Pilat-M.Panzeli/L.Pilat-M.Panzeli)
12. ヨイトマケの唄(LIVE)(丸山明宏/丸山明宏)
13. 涙(LIVE)(永六輔/橋本光雄/橋本光雄)
14. すずらん(LIVE)(永六輔/いずみたく)
15. 21世紀の歌(LIVE)(和田誠/坂本九/藤野浩一)
16. さよなら さよなら(LIVE)(マイク真木/中村八大/中村八大)

スーパーバイザー:柏木由紀子(坂本九音楽事務所)
ジェネラルプロデューサー:山田道枝(マナセプロダクション)
プロデューサー:新田和長(新田事務所)、子安次郎(ユニバーサル ミュージック)
ディレクター:山田昌治(マナセプロダクション)、藤原繁樹(ユニバーサル ミュージック)
エディター:佐藤利明(佐藤利明事務所)
マスタリング・エンジニア:藤野成喜(ユニバーサル ミュージック)
セールス・プロモーション:北村勝(ユニバーサル ミュージック)
レーベル・ヘッド:浅井有・浦田功(ユニバーサル ミュージック)
エグゼクティブ・プロデューサー:今成一裕(ユニバーサル ミュージック)
写真提供:坂本九音楽事務所・マナセプロダクション
デザイナー:富川真一(トムス)
デザイン・コーディネート:萬年里司
制作進行:関口智美(ユニバーサル ミュージック)
制作管理:渡部清隆・前岡光希(ユニバーサル ミュージック)

■スペシャル・サンクス
中村力丸(八大コーポレーション)
土屋友紀子(オールスタッフ)
永麻理(6オクターブ)
青島美幸(パロディ社)
兼井眞行(坂本九音楽事務所)
大島博文(アンクルキュー)
竹内仁司・南任久美子・磯貝恒夫・磯貝育代(スタッフQ)
飯島孝太郎

 


PROFILE: 坂本九
本名:大島九(ひさし)
出身地:神奈川県川崎市
血液型:A型
星座:射手座
趣味:テニス

エルヴィス・プレスリーに憧れて歌いはじめ、第一プロダクションのザ・ドリフターズのボウヤ経験の後、ジャズ喫茶で歌い、そこでマナセプロダクションに見出され、1958年にダニー飯田とパラダイスキングのメンバーに参加。1960年、東芝レコード移籍第一弾である“悲しき六十才”やそれに続くアメリカンポップスのカバーである“ステキなタイミング”などが大ヒット。お茶の間のアイドルとしてTV、ラジオ、映画、ステージにて大活躍した。

NHKの歌番組「夢であいましょう」で“上を向いて歩こう”を歌い、同曲は海外でも〈スキヤキ・ソング〉と題し発売され、全米1位を獲得。日本初の世界的ミリオンセラーとなる。その人気は現在もなお衰えず、これまでのセールスは全世界で1,500万枚以上という驚異的な数に達している。

また、ミュージカル「見上げてごらん夜の星を」やブロードウェイミュージカル「努力しないで出世する方法」を始め、ミュージカル、映画、ドラマなどで幅広く活躍した。日本万国博覧会政府出展懇談会委員の若者代表、さらに〈あゆみの箱チャリティショー〉や身体障がい者のたの番組を通じ、チャリティー活動にも意欲をみせ、STV「ふれあい広場・サンデー九」、手話の歌“そして想い出”など福祉にも力を注ぎ、子どもから大人まで親しまれた。

その後もCMなどで楽曲は使われ続け、“上を向いて歩こう”が日本を代表する曲として世界中で歌われるなど、いまもなお歌声は消えることがない。特に最後のレコードとなった“心の瞳”は中学校の教科書にも掲載され合唱曲として知名度を高め、人々の心に坂本九は生き続けている。

2024年、第66回日本レコード大賞で“上を向いて歩こう”が〈日本作曲家協会名曲顕彰〉を受賞した。

公式HP(坂本九音楽事務所):https://www.kyusakamoto-music.com/
マナセプロダクション:http://www.sakamoto-kyu.com/profile/profile.html
ユニバーサル ミュージック:www.universal-music.co.jp/sakamoto-kyu/