英国を代表するファンク・バンド、ココモの創設メンバーであり、かつて10ccにも在籍したヴェテラン・シンガー/鍵盤奏者のソロ作。ソウルやファンクの伝統を踏まえた円熟味で綴られる本作は、ブルージーな楽曲も交えつつ、味わい深い仕上がりに。なかでも気持ち良さそうな歌声を聴かせる、ボブ・ディランのカヴァー“Everything Is Broken”が絶品の出来栄え。