70年代レア盤の復刻かと思いきや、実はフランスの女性ヴォーカリストが30年のキャリアを経て放つデビュー作。AOR、シティ、カクテル・ディスコ、ブラコンといったキーワードが散りばめられたソウル集で、癖がなく伸びやかなテナー・ヴォイスもライトでメロウな麗しさに拍車をかける。ラヴァーズ・ロック風の“Georgy Porgy”のカヴァーも素晴らしい快作。