チック・コリアとの共演やハービー・ハンコック、ジョー・ザビヌルとのピアノ併演奏、古楽器の木管でのブルース演奏など多様な音楽(自己)表現を継続しながらも、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンの解釈に定評のあるウィーンの名クラシック・ピアニスト:フリードリヒ・グルダ。クラシックの余技などではないジャズ演奏は自身の音楽活動に不可欠の要素。即興の自由を求めるピアニズムが故にジャズと共鳴し、クラシックの探求と劣らぬ比重で終生ジャズ演奏を続けた。本作は、そんな彼があまりに独特なジャズを表現しつくした2枚組の大作にしてAlbert Golowinという変名でのヴォーカルも聴かせている名盤。ええやんええやん。