巨匠オピッツが録音をすすめるシューマンのピアノ作品集第3弾は、作品1のアベッグ変奏曲にはじまり、ノヴェレッテン、森の情景、そして遺作の主題と変奏“幽霊変奏曲”まで、初期から最晩年までの作品で構成。“幽霊変奏曲”は幻聴、幻覚に悩まされていた最晩年のシューマンが、シューベルトとメンデルスゾーンの亡霊が歌ったひとつの主題の幻聴を聴き作曲したとされる作品。精神的に苦しい晩年に書かれたとは思えぬ、まるで祈りを捧げているかのようなピュアな旋律に驚かされ、そして癒される。長年シューマンを弾いてきたオピッツだからこそ奏でられる、シューマンの心情にせまる音楽世界が広がる。