当時19歳のクリス・ディフォードと16歳のグレン・ティルブルックが構想を練っていたというコンセプト・アルバムを、半世紀近い時を経て蘇らせた意欲作。デヴィッド・ボウイ、ウィングス、スパークスらのトータリティーの高い名作を思わせる気配のなか、ほのかな蒼さを宿したメロディーが瑞々しく息づいており、甘酸っぱい余韻を残す。長く聴き継がれるだろう傑作だ。