レコード、CDがなくなると言われて久しい。しかし、ここ日本で数字を見ると2025年のレコード生産金額は前年比107%の84億円超と37年ぶりの高水準。5年連続プラス成長を記録。若年層のファン拡大、アーティストの新譜リリース増加、モノとしての魅力が需要を支えている。この本では消費トレンドでなくレコード店という〈場〉の社会的機能をグローバルな視点から捉え直している。レコード店が地域文化コミュニティや政治、社会といかに結びついてきたかの歴史を明らかにしている。東京はもちろん、ロンドン、ナイジェリア、イラン、ポルトガル、スペイン、ルーマニアなどの実例を基に、〈レコード店とは何か〉を解き明かしている。