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8人の個性とスキルで突き進む

8人の個性やスキルが光る、表現力の高さも印象的だった。NAOYAとHAYATOによる“to me”は、自分らしさを真正面から肯定し、背中を押してくれる優しい曲。MAZZELの存在を初めて知る人の入り口となることも多いNAOYAだからこそ、その言葉はより説得力を持ってオーディエンスに響いていた。この曲ではキュートな笑顔と仕草で会場を虜にしていたHAYATOが、次の“T.O.P”では別人のようにクールな表情へと変わり、パワフルなソロダンスを激しく踊りだしたのも忘れられない。

極上のバラード“I’m yours, You’re mine”ではKAIRYU、RAN、TAKUTOが、極上の歌声で優しく包み込む。広い会場を満たす3人のハーモニーは、切なくドラマティックにオーディエンスの心を揺さぶった。続く“Trap”は、MAZZELのセクシーな一面が全面に出た一曲。TAKUTOは挑発的な視線とキレのある動き、EIKIは透明感のある高音と魅惑的な表情で見せ、やんちゃなイメージの強いRYUKIも吐息を混ぜた大人っぽい表現でラップを決める。曲中も、何度となく悲鳴交じりの歓声が沸き起こっていた。

公式YouTubeで配信されている〈MAZZEL ROOM(通称まぜべや)〉の特別映像を挟んでスタートした後半戦は、生バンドを従えて登場。爆発音と共に投下された“HERO SUIT”は、バンドの音圧と8人の熱が合わさって、まるで野外フェスに来たかのような開放感。“J.O.K.E.R.”では、SEITOが雄々しい低音を響かせたかと思えば、RANと火花を散らすようなダンスを繰り広げるというスリリングな展開で、会場を興奮の渦に巻き込んでいた。

「ここまで色々な思いをしてきたな。でも今日、今までの思いを代々木に置いて次に進むぜ、MUZE。それが俺たちのMISSION」。RANの意思表明を合図に始まった“MISSION”は、MAZZELが生まれるきっかけとなったオーディション番組「MISSION×2」のテーマソング。〈傷ついた数を誇りと呼ぶんだ〉〈輝くために生まれてきた〉と力強く自分を鼓舞する原点回帰の曲だ。当時を思わせるRANのハングリーな表情には、この場所はゴールではなく、次へ進むための通過点という決意が滲み出ているようだった。

 

MUZEへ、僕たちを見つけてくれてありがとう

EIKIがコール&レスポンスを先導した“Get Up And Dance”、ダンサブルな“King Kila Game”で極限までテンションをあげたあとは、新曲“So Strawberry”のサプライズ披露も。歓声が止む暇もないほどライブは盛り上がり続けていたが、ついに終盤へ。ここでメンバー一人ひとりが今の思いを語る。

KAIRYUとHAYATOは、憧れの舞台に自信を持って立てている喜びを口にし、NAOYAもまた、〈ありのままでいられなかった昔の自分〉が見ていた景色の先で、今はメンバーやMUZEと共に立てている幸せを噛みしめる。EIKIは「会っていない時間も、俺たちもMUZEのことを考えています」とストレートな愛の言葉を届け、RYUKIの「真っ黒だった人生のパレットをMUZEがカラフルに彩ってくれた」、SEITOの「マジで俺たちのこと見つけてくれてありがとう!」、TAKUTOの「おめかししてきてくれて、時間を使ってくれてありがとう」という言葉からも、MUZEに対する深い感謝が伝わってきた。

そしてRANは、将来が見えなかった時期を振り返りつつも、「こんなに最高な7人に出会えて、夢見ていたステージに立っている」と、仲間と共に夢を叶えた喜びを言葉にする。そんな心からの思いを込めて歌い上げたのは“Clover”。〈僕を見つけてくれてありがとう〉と純粋な思いを真っすぐに届け、大きな感動を生み出した。