シカゴ近郊の故郷を表題に冠した3作目。ポップ・フィールドでの評価を盤石にした“Love Me Not”を含む前作同様ダヒを総轄役に、チャールズ・ジャクソン曲使いのR&B、ドミニク・ファイクを迎えたフォーク・ロック調、インディー・ポップ路線まで、ジャンルの定型に縛られないアプローチを取りながら人懐っこいソプラノ・ヴォイスを放っていく。ソウルフルな“Sew Me Back Together”やアリシア・バンヴェニストらの制作でドーチーが客演した“Babygirl”ではカリーム・リギンズのビートが曲を引き締める。ノーI.D.が関与したプリンス風のバラードも含めて、淑やかに攻めた曲が並ぶ快作だ。