2023年の初作『Bad With Names』でマーキュリー・プライズにノミネートされて脚光を浴びたグラスゴーの若き才人が、ニンジャに移籍して新作を完成。ライヴ・バンドの演奏家たちを迎えつつ少年時代の作風に回帰し、ミック・ジェンキンスやヴェクターらと自己流のヒップホップを響かせる。オスカー・ジェロームやジェイコブ・アロンらゲストの人選も興味深い。
マルチインスト奏者/プロデューサー/作曲家/パフォーマー:アム・ショートール率いるプロジェクト〈コルトアルト〉の〈Ninja Tune〉での2026年作。エクスペリメンタルな熱量あふれる即興演奏、捻りの効いたプロダクションをエレクトロニック、クラシック、ポップ、インディーの要素を昇華し制作環境の枠を越境する地へ辿り着いた傑作。サンプリング、ドラム・プログラミングに注力した原点に立ち返り、環境音、フィールド・レコーディングを切り刻み、自身の領域から結果的に踏み出た作品。G・コステロ(ドラムス)、マーキュリー賞ノミネート:F・マクリーディ(ピアノ)ら盟友達と共に制作された記憶と創造性の結実。ええやんええやん。