1972年のデビューから半世紀以上、唯一無二の輝きで日本のエンターテインメントシーンを牽引し続ける郷ひろみ。昨年、70歳を迎えたが、今なお挑戦し続けるその姿は最新シングル“I’m Neo G”にもしっかりと刻まれていた。そんな国民的スターの進化の歴史を映し出すスペシャルボックス「GOLDEN STAGE HIROMI GO THE LIVE BOX 1986/1990/1994」が2026年11月25日(水)にリリースされる。当時30代だった郷ひろみが表現者としてその熱量と美学を注ぎ込んだコンサートの模様を、高画質で鮮やかに蘇らせた3枚組のBlu-ray/DVD作品だ。今回は、エディター/ライターの大窪由香にその歴史的価値と観るべきポイントを解説してもらった。 *Mikiki編集部

郷ひろみの変革のドキュメント
2026年10月現在、全国を駆け巡ったツアー〈Hiromi Go Concert Tour 2026 〜ALL MY LOVE〜〉はグランドファイナルとなる日本武道館公演を残すのみとなった郷ひろみ。70代を迎えてなお進化し続ける圧倒的な声量や、切れ味鋭いパフォーマンスはもちろんのこと、〈ALL MY LOVE〉というタイトル通り、長年支え続けてくれたファンへの愛と感謝に満ちたステージを展開している。さらに本公演で披露されているニューシングル“I’m Neo G”におけるバウンシーで最新鋭なパフォーマンスは、〈過去最高の自分〉を更新し続けるトップスターの凄みを強烈に印象づけている。
〈新しい郷ひろみ〉の誕生を鮮烈にアピールする“I’m Neo G”で、現在進行形の姿を見せているが、その過程にはどんな歴史やドラマがあったのか。ファンクラブ設立55周年を記念し、11月25日にリリースされるスペシャルボックス「GOLDEN STAGE HIROMI GO THE LIVE BOX 1986/1990/1994」は、その答えを解き明かす重要な作品となる。
かつてVHSでリリースされた1986年、1990年、1994年のライブ映像を、初のBlu-ray/DVD化。今作は〈昭和のトップアイドル〉から〈平成・令和を牽引するボーカリスト〉へと脱皮を遂げた郷ひろみの変革のドキュメントとして、今こそ観るべき作品だと言えるだろう。

1986年、シネマティックな映像演出に宿ったプライド
バブル景気へと向かう1986年は、レコードからCDへと移行するという、音楽シーンにとっても新しい扉を開いた年だった。ニューヨークで歌唱法を一から見直した郷ひろみがアルバム『LABYRINTH』(1985年)で提示したのは、アイドルという枠組みを自ら打ち壊すスタイリッシュなアーバンポップスの世界だった。
1986年3月にリリースしたライブ映像作品「HIROMI GO CONCERT TOUR “LABYRINTH”」で特に印象的なのは、シネマティックな映像演出だ。顔のアップよりも、スポットライトに浮かび上がるシルエットや、精緻なステップを捉えた足元、精悍な背中で語るカットが多用されている。自らの身体性と音楽そのもので魅せるという彼のプライドが、この斬新なカメラワークの一つひとつに宿っていた。郷ひろみ自身がギターをかき鳴らしたり、エレクトロニックドラムを打ち鳴らしたりするシーンもまた、歌って踊る存在から、自らの手でグルーヴを生み出すミュージシャンとしての一面を強く印象づけた。

1990年、ソロシンガーとして極限まで高めた本格的なショー
バブル景気の終焉が見え始め、日本の経済が転換期を迎えていた1990年。バンドブームを背景としたロックやポップスが、ヒットチャートで大きな存在感を放つようになっていた。そうした時代のなかで、郷ひろみは独自のポジションを築いていた。前年まで拠点をニューヨークに移していた彼は、そこで培ったブラックミュージックの躍動するリズムや、本場仕込みのR&Bやファンクのグルーヴを自身の音楽に取り入れた。アメリカ合衆国の国歌から始まるツアー〈GO HIROMI CONCERT TOUR ’90 “AMERICA KABURE”〉で、その親しみやすいタイトルとは裏腹に、ソロシンガーとして極限まで高めた本格的なショーを見せつけたのである。
精鋭ダンサーたちを従えながら、ヘッドセットをつけてセンターに立つ彼自身が、誰よりもキレのあるダンスを披露する圧巻のシーンは見どころの一つだ。90年代半ばに〈ダンス&ボーカル〉というスタイルがJ-POPで大きな潮流となるよりも5年ほど早く、高次元のステージを完成させていた。その先見性とアスリートのようなストイックさは、今も彼がトップスターであり続ける理由でもある。

1994年、バラードシンガーとして頂点に再降臨した瞬間
1994年はCDのミリオンセラーが連発するJ-POPの最盛期。その時代に郷ひろみが世に放ったのは、“僕がどんなに君を好きか、君は知らない”(1993年)、“言えないよ”(1994年)と、その後に出した“逢いたくてしかたない”(1995年)の〈バラード3部作〉。「THE GREATEST HITS OF HIROMI GO HIROMI GO CONCERT TOUR ’94」は、“言えないよ”の大ヒットの渦中に開催されたツアーで、彼がバラードシンガーとして日本の音楽シーンの頂点に再降臨した瞬間が記録されている。余計な動きを削ぎ落とし、マイクスタンドの前で歌声と表情だけで会場を支配する“言えないよ”のパフォーマンスはハイライト。サビで一気に情感を爆発させる歌唱力は、リスナーの心を震わせる。
そしてもう一つの見どころは、タイトルにある通り彼のヒット曲群の劇的な再定義である。ベッドや、テーブルにチェアなど、モーテルを想起させるステージセットを背景に、“ハリウッド・スキャンダル”や“哀愁のカサブランカ”“2億4千万の瞳 -エキゾチック・ジャパン-”など、昭和の大ヒットナンバーが次々と繰り出されるのだが、どの曲も90年代の洗練されたバンドサウンドと、彼の圧倒的なボーカルでアップデートされているのだ。郷ひろみのヒット曲がいつの時代に聴いても色褪せないのは、その時々の実力で〈最新形〉に塗り替えてきたからだろう。
〈Neo〉であり続けるスーパースターの進化の根源
このスペシャルボックスに収められた3つの時代を通して観ると、1986年の音への挑戦、1990年のパフォーマンスの進化、1994年の歌唱の深化、そのすべてが一本の線として繋がり、現在のツアーでの革新的なステージの糧になっていることがわかる。「GOLDEN STAGE HIROMI GO THE LIVE BOX 1986/1990/1994」は、今なお〈Neo〉であり続けるスーパースターの進化の根源を体感し、明日を生きるエネルギーとなる作品だと言えるだろう。
RELEASE INFORMATION

リリース日:2026年11月25日(水)
仕様:完全生産限定盤 豪華3方背ボックス仕様+B3サイズポスター
メーカー特典:ブロマイド3枚セット
※特典は満了次第終了となりますので予めご了承ください
※複数枚を1回でご注文された場合、商品がすべて揃うまでに特典の保管期間(発売日もしくはキャンペーン開始日より1ヶ月)を経過すると、自動的に特典付与対象外となります
※タワーレコード店舗とオンラインでは特典の運用状況が異なる場合がございます。店舗でのご購入で特典ご希望のお客様は、各店舗に運用状況をご確認ください
■Blu-ray 3枚組
品番:SRXL-656
価格:20,000円(税込)
■DVD 3枚組
品番:SRBL-2443
価格:19,000円(税込)
TRACKLIST
Disc 1 1986年のコンサート映像
HIROMI GO CONCERT TOUR “LABYRINTH”
1. LABYRINTH
2. DEEP
3. バイブレーション(胸から胸へ)
4. ほっといてくれ
5. セクシー・ユー(モンロー・ウォーク)
6. 2億4千万の瞳 -エキゾチック・ジャパン-
7. 哀愁のカサブランカ(CASABLANCA)
8. Cool
9. I Love Youの香り
10. ヒーロー(HOLDING OUT FOR A HERO)
11. バラードで泣かせて
Disc 2 1990年のコンサート映像
GO HIROMI CONCERT TOUR ’90 AMERICA KABURE
1. アメリカ国歌 [STAR SPANGLED BANNER]
2. アメリカかぶれ
3. いつか愛した女たち
4. 君以外に好きな人がいる
5. どうする?
6. 81~Eighty One~
7. メドレー
~裸のビーナス
~セクシー・ユー
~お嫁サンバ
~林檎殺人事件
~よろしく哀愁
~花とみつばち
~誘われてフラメンコ
~How Manyいい顔
~ハリウッド・スキャンダル
~哀愁のカサブランカ
~マイ・レディー
~2億4千万の瞳 -エキゾチック・ジャパン-
8. Wブッキング
9. All My Life
Disc 3 1994年のコンサート映像
THE GREATEST HITS OF HIROMI GO HIROMI GO CONCERT TOUR ‘94
1. ハリウッド・スキャンダル
2. 裸のビーナス
3. マイ・レディー
4. よろしく哀愁
5. メドレー
~愛への出発
~花とみつばち
~お化けのロック
~もういちど思春期
~小さな体験
~男の子 女の子
~素敵にシンデレラコンプレックス
~ナイヨ・ナイヨ・ナイト
~林檎殺人事件
~哀しみの黒い瞳
~若さのカタルシス
~哀愁ヒーロー Part1・Part2
~誘われてフラメンコ
~禁猟区
~花のように、鳥のように
~How many いい顔
~あなたがいたから僕がいた
~バイブレーション(胸から胸へ)
6. 哀愁のカサブランカ
7. 僕がどんなに君を好きか、君は知らない
8. 魅惑の同窓会
9. ケアレス・ウィスパー
10. セクシー・ユー(モンロー・ウォーク)
11. Wブッキング [LA CHICA DE CUBA]
12. 2億4千万の瞳 -エキゾチック・ジャパン-
13. 言えないよ
リリース日:2026年8月1日(土)
仕様:CD+DVD <完全生産限定盤>
品番:SRCL-13684
TRACKLIST
CD
1. I’m Neo G
2. ALL MY LOVE
3. I’m Neo G (Instrumental)
4. ALL MY LOVE (Instrumental)
DVD
1. I’m Neo G (Music Video)
2. I’m Neo G (Music Video Making)
LIVE INFORMATION
Hiromi Go Concert Tour 2026 ~ALL MY LOVE~ THE GRAND FINAL at 日本武道館
2026年10月24日(土)東京・日本武道館
開場/開演:15:00/16:00
2026年10月25日(日)東京・日本武道館
開場/開演:14:00/15:00
チケット料金:
一般指定席 13,000円(税込)
プレミアムシート 28,000円(税込) ※ファンクラブ会員のみ対象
一般指定席 13,000円+アップグレード 15,000円
注釈付き指定席 13,000円(税込)
※注釈付き指定席は、出演者および、ステージ上の演出等が見えにくい、ステージ横、ステージ後方などのお席が含まれます。視聴環境を理由としたご購入後の返金・座席の変更できませんので、予めご了承の上お申し込みください
備考:3歳未満入場不可(3歳以上有料)
枚数制限:4枚
ticket board:https://ticket.tickebo.jp/sn/hiromigo2026nb_tb02
ローソンチケット:https://l-tike.com/hiromigo/
イープラス:https://eplus.jp/hiromi-go/
チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/hiromigo-tour26/
お問合せ先:SOGO TOKYO 03-3405-9999
Hiromi Go Dinner Show 2026
2026年11月23日(月)千葉・シェラトングランデ・トーキョーベイ・ホテル
受付/開場/ディナー/ショー:16:00/16:00/16:30/18:00
チケット料金:58,000円
お問合せ:営業マーケティング部(平日9:00~17:30) 0120-30-5556
2026年11月24日(火)千葉・シェラトングランデ・トーキョーベイ・ホテル
受付/開場/ディナー/ショー:17:00/17:00/17:30/19:00
チケット料金:58,000円
お問合せ:営業マーケティング部(平日9:00~17:30) 0120-30-5556
2026年12月12日(土)愛媛・今治国際ホテル
受付/開場/ディナー/ショー:17:00/17:15/17:30/19:00
チケット料金:A席 55,000円/B席 45,000円/C席 35,000円
お問合せ:ホテル予約課(9:00~20:00) 0898-36-1800
2026年12月13日(日)愛媛・今治国際ホテル
受付/開場/ディナー/ショー:17:00/17:15/17:30/19:00
チケット料金:A席 55,000円/B席 45,000円/C席 35,000円
お問合せ:ホテル予約課(9:00~20:00) 0898-36-1800
2026年12月15日(火)京都・ウェスティン都ホテル京都
受付/開場/ディナー/ショー:18:00/18:00/18:30/20:00
チケット料金:60,500円
お問い合わせ:ウェスティン都ホテル京都 イベント係(平日10:00~17:00) 075-771-8208
2026年12月16日(水)愛知・エスパシオ ナゴヤキャッスル
受付/開場/ディナー/ショー:17:00/17:20/18:00/19:30
チケット料金:57,000円
お問い合わせ:エスパシオ ナゴヤキャッスル イベント係(平日10:00~17:00) 052-908-8770
2026年12月17日(木)愛知・エスパシオ ナゴヤキャッスル
受付/開場/ディナー/ショー:17:00/17:20/18:00/19:30
チケット料金:57,000円
お問い合わせ:エスパシオ ナゴヤキャッスル イベント係(平日10:00~17:00) 052-908-8770
2026年12月21日(月)大阪・帝国ホテル 大阪
受付/開場/ディナー/ショー:17:45/18:00/18:30/20:00
チケット料金:60,000円
お問い合わせ:帝国ホテル 大阪 宴会イベント係(平日10:00~17:30) 06-6881-4650
2026年12月22日(火)大阪・帝国ホテル 大阪
受付/開場/ディナー/ショー:17:45/18:00/18:30/20:00
チケット料金:60,000円
お問い合わせ:帝国ホテル 大阪 宴会イベント係(平日10:00~17:30) 06-6881-4650
2026年12月24日(木)東京・ザ・プリンス パークタワー東京
受付/開場/ディナー/ショー:17:15/17:30/18:00/19:30
チケット料金:59,000円
お問い合わせ:イベント係(10:00~17:00) 03-3432-1133
2026年12月25日(金)東京・ザ・プリンス パークタワー東京
受付/開場/ディナー/ショー:17:15/17:30/18:00/19:30
チケット料金:59,000円
お問い合わせ:イベント係(10:00~17:00) 03-3432-1133
2026年12月27日(日)福岡・ホテルニューオータニ博多
受付/開場/ディナー/ショー:17:30/17:40/18:00/19:30
チケット料金:58,000円
お問い合わせ:イベント係(10:00~18:00) 092-715-2009
2026年12月28日(月)福岡・ホテルニューオータニ博多
受付/開場/ディナー/ショー:17:30/17:40/18:00/19:30
チケット料金:58,000円
お問い合わせ:イベント係(10:00~18:00) 092-715-2009
PROFILE: 郷ひろみ
生年月日:1955年10月18日
出身地:福岡県
血液型:A型
1972年、NHK大河ドラマ「新・平家物語」で芸能界デビュー。
同年8月にシングル“男の子 女の子”で歌手デビュー。
“お嫁サンバ”“よろしく哀愁”“言えないよ”“GOLDFINGER ’99”など数々のヒット曲を送り出している、日本を代表するポップスシンガー。
郷ひろみ スペシャルウェブサイト:https://www.hiromigo.com/
郷ひろみ オフィシャルサイト:https://www.hiromi-go.net/
郷ひろみ ソニーミュージックオフィシャルサイト:https://www.sonymusic.co.jp/artist/HiromiGo/
