本州最北端でビートを紡ぎ続けるトラックメイカー/DJのGLMYGLMが、新曲“Shadow Dancer”を公開した。
この曲は、先日惜しくも閉店した青森・弘前のレコード・ショップのレコマンこと〈Record mann good〉にて、GLMYGLMが最後にゲットしたアナログからのサンプリングで制作したもの。ネタとなったのは、クインシー・ジョーンズの秘蔵っ子であるブラザーズ・ジョンソンの80年作『Light Up The Night』の収録曲“Celebrations”。原曲の持つライトなフュージョン感を取り払うことで、隠れていたメロウネスとブラックネスがグッと浮き彫りになり、終盤に向けて歓喜のエモーションが高まる曲展開も聴きどころのビートダウン/ディスコとなっている。
また、GLMYGLMとはHELLA GOODNESSで活動を共にするDIZOがトラックを制作し、八戸のラッパーJINTOKUがラップした楽曲“表裏一体”(こちらで紹介)のリミックス音源も同じタイミングで公開に。こちらは、岩手のビートメイカーMAHBIEの手によるもので、原曲よりもツルっとしたシンセで包囲しつつビートも立てた仕上がりだ。DIZOによると〈おもえばMAHBIEと初めて会ったのも、JINTOKUの音源聞いたときもレコマンでした!〉とのことで、GLMYGLMともども直接言葉にはしていないものの、地元のレコ屋に対する愛情が感じられて……アツいです。