小学生で路上ライヴを始めた彼女も、もう高校卒業……ってことで、大きな節目に初めてのフル・アルバムが登場。“だいすき。”などの代表曲からインディー期の曲も収めたベスト盤っぽい内容で、小利口な〈リアル〉とかじゃなく、届けようという意志の乗った最短距離の言葉選びと朗らかなオーラを帯びた歌唱が快い。初期のテイラーを思わせる軽やかな曲調も手伝って、なんか恥ずかしくて聴いてられなくなるほど最高ですわ。
井上苑子が高校卒業の節目に放つ初フル作は、代表曲からインディー期ナンバーまで初期テイラー思わせる軽やかな楽曲収めたベスト盤的一枚
ユニバーサル