全国のタワーレコードのスタッフが、己の〈耳〉と〈直感〉だけを基準に世間で話題になる前のアーティストの作品をピックアップし、全店的なプッシュへと繋げる企画〈タワレコメン〉。これまで、相対性理論、cero、KANA-BOON、雨のパレード、D.A.N.、洋楽ではチャーチズやマーク・ロンソン、タキシード、スカイラー・スペンス、チャーリー・プースといった現行シーンの最前線で活躍するアクトをいち早く発掘しており、現在は月1回のペースでオススメのアイテムを紹介しています。Mikikiでは、そんなタワレコメンの選定会議に潜入し、作品の魅力を視聴コンテンツと共にお伝えする特集を連載中! 今回は7月度の邦楽編を速報レポート!!
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タワーレコード本社にて行われたタワレコメンの会議。邦楽担当の腕利きバイヤーたちがオススメのアイテムを持ち寄り、会議室へ集まります。今回も何百タイトルという新作のなかから選ばれた、計10タイトルの音源を聴き比べ、熱い議論の末にタワレコメン・アイテムを絞り込みました。厳しい予選を勝ち抜いたのは……以下の3タイトル!!
★2016年7月度〈タワレコメン〉邦楽編:選出アイテム
〈女性版My Hair is Bad〉と推薦バイヤーが紹介した、大阪・寝屋川を拠点にするガールズ・バンド、yonigeのミニ・アルバム『かたつむりになりたい』。爽やかなギター・サウンドに、しなやかなメロディーを乗せて、正面突破のロックを鳴らしています。ちょっとユニークながら心をハッとさせるリリックのセンスも抜きん出たものがあり、会議スタッフからは〈元andymoriの小山田壮平に近いと思う〉なんて声も。すでにライヴハウス界隈では圧倒的支持を受けていますが、この一枚でさらに注目を集めるのでは!
続いて、名古屋出身の4人組、THE BOY MEETS GIRLSのサード・ミニ・アルバム『OTONARI BENTO BOX』がタワレコメンに! 9mm Parabellum Bulletの自主レーベル、Sazangaからのリリースというのも話題ですが、サウンドは9mmとは一味違って、カラフルなダンス・ロック。前作も好セールスを記録しており、推薦バイヤーは〈展開すればするほどリスナーに届くバンド〉と絶賛していました。とことんキャッチーな楽曲はストアプレイにも映えそうなので、リリース以降はタワーレコード各店でヘヴィー・プレイされそうな予感!
最後は、都内を中心に活動する3人組、The Wisely Brothersのセカンド・ミニ・アルバム『シーサイド81』。2店舗からの推薦を受けて、タワレコメンの座を獲得しました。瑞々しいメロディーとゴリッとしたオルタナ・サウンドが同居したギター・ロックに、推薦バイヤーは〈ここ最近いないタイプの格好良さを持ったガールズ・バンド〉とアピール。さらに他のバイヤーが〈日本のハインズになれるのは彼女たちかも……〉と期待を示すなど、高評価が続出しました!
7月度の選考を勝ち抜いたのは上記の3作品でした! THE BOY MEETS GIRLSは7月6日、yonigeとThe Wisely Brothersは7月13日にリリース。入荷状況は店舗により異なりますので、気になる方はお近くのショップへお問い合わせください。次回は2016年8月度のレポートをお届けしますので、お楽しみに!