以前からライオット・ガール周辺とリンクする存在だったけれど、後藤正文のプロデュースによる“11月24日”“健全な朝”をはじめ、2枚目のフル・アルバムにしてあたりまえの平穏を願うような曲を、言葉を、派手さに頼らないどっしりとしたサウンドで鳴らしているのが頼もしい。今のヒリついたムードをきめ細やかに捉えつつ、手拍子やドラムのキックなどシンプルな手法で生命の息吹を感じさせてくれる瞬間も。