2024年の〈タワレコメン・アーティスト・オブ・ザ・イヤー〉が発表された。

〈タワレコメン〉とは、〈店頭からブレイクアイテムを作っていこう!〉を合言葉に、全国のタワーレコードのバイヤーが洋・邦・ジャンルを問わず、己の耳と直感だけを信じて世間で話題になる前のアーティストをいち早くピックアップ、全店舗で展開し大プッシュしていく名物企画だ。

今回、代表バイヤーたちの推薦により今年〈タワレコメン〉に選ばれたアーティストから全店舗のバイヤーによる投票を行い、その中で得票数の多かった10アーティストを〈タワレコメン・アーティスト・オブ・ザ・イヤー〉として選出した。本記事では選出された10アーティストと各作品、そして推薦者コメントを掲載する。

なお、選出されたアーティストは店頭にてポスターの掲示がスタートしているほか、小冊子を無料で配布している。また、タワーレコード オンラインでもプッシュしているので要チェックだ。

*アーティスト/作品の掲載順は投票数順です


 

離婚伝説『離婚伝説』
リリース日:2024年3月20日

離婚伝説 『離婚伝説』 離婚伝説(2024)

令和のポップシーンを牽引するのは間違いなくこの2人。マーヴィン・ゲイのアルバム『Here My Dear』の邦題からとったバンド名もインパクト大。堂々のセルフタイトルであるファーストアルバム『離婚伝説』にはシティポップや歌謡曲の影響を感じさせる懐かしくも新しいグッドミュージックが満載! 甘い歌声と感情むき出しのギターのマリアージュ! まずはリフレインが強烈に耳に残る“愛が一層メロウ”から。気づいたら口ずさんでいるはず!

佐々木(オンラインMD企画運営部)

 

 

暴動クラブ『暴動クラブ』
リリース日:2024年8月7日

暴動クラブ 『暴動クラブ』 BEAT EAST/FORLIFE SONGS(2024)

平均年令20才のロックンロールバンド暴動クラブのセルフタイトルアルバム。デビューから2作は7インチのみでしたので待望のCD初リリース! プロデューサーにTHE NEATBEATSのMr.PANを迎え、オリジナル+R&Rの名曲をカバー。目の覚めるようなロックンロールは年代問わず全世代に愛されること間違い無し! 配信は予定なし。時代が変わっても変わることの無い若者の熱に、ロックの本質を見せられるような作品。①“とめられない”冒頭のシャウトに一瞬で釘付けです!

難波(広島店)

 

 

タイラ『TYLA』
リリース日:2024年3月22日

TYLA 『TYLA』 FAX/Epic/ソニー(2024)

南アフリカ出身で今年のグラミー賞で最優秀アメリカンミュージックパフォーマンス賞を受賞した注目株タイラのデビュー作。本作最大の聴き所は大ヒット曲“Water”(Remix含め数トラックで収録)で南アフリカ発祥のアマピアノを一気に世界に広める起爆剤に成り得る曲。落ち着いたハウスのリズムにメロウなジャジーヒップホップ感覚を混ぜ、サビはアフリカ音楽らしさを感じるメロディ。

熊谷(新宿店)

 

Chevon『Chevon』
リリース日:2024年2月21日

Chevon 『Chevon』 SKID ZERO(2024)

男性? 女性? 1度聞いたら脳が混乱するグルーヴィーでダークな魅惑の歌声! バンドの演奏力も高く、ライブハウスシーンでも注目度が非常に高い一方、イラストMVが目を引くのでネット界隈のアーティストが好きな層からも支持あり! “ダンス・デカダンス”はタイトル通り勝手にノってしまうような聴いてて楽しくなれる必聴トラックです!

平岡(ららぽーと立川立飛店)

 

Sunny Girl『優しさに似たこの街から』
リリース日:2024年1月17日

Sunny Girl 『優しさに似たこの街から』 Muddy Mine(2024)

パワフルな演奏とシンガロングとは裏腹に、10代20代に刺さるような日常的な恋愛観を歌にしたギャップが良い! “私が私で居れるのは”はSunny Girlのパワフルさを忘れてしまうようなくらい優しくて温かい曲。女性目線の歌詞も言い回しがロマンチックで最高です。

田附(神戸店)