USインディー界隈で大注目されている男性シンガー・ソングライターが、2年ぶりの新作を発表した。〈ポスト・エリオット・スミス〉との呼び声に相応しい繊細な歌声や、ドリーム・ポップ的なサウンドで描くおぼろげな音世界――マック・デマルコのライヴァルみたいなポジションで語られがちだが、ローファイ感&素人臭さは薄れ、アレンジ力/音の構築美が格段にアップしている。トッド・ラングレン好きにもオススメしたい。