京都を拠点に10年以上のキャリアを誇るスーパーノアの中心人物が、Llamaの面々ら関西の身近な仲間と作り上げた初フル・アルバム。数多のアコースティック楽器とカラフルなハーモニーが丁寧に配されたチェンバー・ポップ集で、主役の持つ素朴(ながらアクロバティック)な歌心が本隊以上に際立っている印象だ。スフィアン・スティーヴンスなどのUSインディー、あるいはトクマルシューゴ周辺のリスナーにも刺さりそう。