なあみんな、スクラフの旧譜もよろしく!

MR. SCRUFF 『Mr. Scruff』 Pleasure Music(1997)

いまはなきロブズ傘下のレーベルから出した初めてのフル・アルバム(現在はニンジャからリイシュー)で、キャッチーでカラフルなダウンテンポの印象はそう遠くないもの。エイムらの作品で活躍したトランペット奏者のジョセフ・ウォードも参加していました。

 

MR. SCRUFF 『Keep It Unreal』 Ninja Tune(1999)

レーベル移籍第1弾となるセカンド・アルバム。舵取りに大きな変化はないけれど、マンチェ人脈のスニーキーら演奏メンツが増えたことで人懐っこさもアップした印象。同時期にニンジャ(ビッグ・ダダ)入りしたルーツ・マヌーヴァとの“JusJus”が聴きモノです。

 

MR. SCRUFF 『Trouser Jazz』 Ninja Tune(2002)

ゆるキャラがジャケにも出現してきたサード・アルバム。ユーモアのセンスをよりわかりやすく前に出し、グルーヴィーなジャジー・ブレイクスをイキイキと楽しく展開してくれます。テクニカル面の相棒となるアンディ・キングスロウが参画。

 

MR. SCRUFF 『Keep It Solid Steel』 Ninja Tune(2004)

これに前後してDJフード&DKやヘクスタティック、DJKENTAROらが出したミックスCD〈Solid Steel〉シリーズのひとつ。80~90年代のUSヒップホップを下味にジャズやUKブレイクスなどを一網打尽にし、自作以上にソウルフルな風情があります。

 

MR. SCRUFF 『Ninja Tuna』 Ninja Tune(2008)

チューンではなくツナというダジャレ級のタイトルに、かわいいキャラがぴったりはまった4枚目のアルバム。アリス・ラッセルやアンドレア・トリアーナ、ピート・シンプソンを迎えたシンガー路線の完成度の高さは新作のバクテリアを培養することに。

 

MR. SCRUFF, DJ SPINNA 『Southport Weekender Volume 9』 SuSu(2012)

ジャザノヴァとのタッグで放った同シリーズの〈Volume 7〉から間を置かず、DJスピナと組んで起用されたミックスCD。ニンジャでのミックスよりさらに自由なチョイスを聴かせていて、ルーツィーな土着ブレイクスもハウスもすべて巻き込んでガッチリとロックします!