ストリート作などのブツも含めれば今年4作目。人脈の広がりも華々しい最近のミックステープに比べ、『Neighborhood Supastar』(2009年)の第4弾となる今回は、通常営業らしく身内メインの手堅い出来だ。トラクサミリオンやメカニックスらのベイ・トラップはテーマに応じて全体的に重苦しい雰囲気。本作リリース後の新曲“Around”でも成果を上げたゼイトーヴェンが、ここでも不穏すぎる2曲で腕前を見せつけてくれる。