キツネやフールズ・ゴールド、アルファ・パップからのリリースでアンダーグラウンドを賑わせてきたプロデューサーによる待望のデビュー・アルバムは、多幸感とノスタルジーがこぼれ落ちそうなほど詰まったシンセ・ポップ作。ジャネット・ジャクソンやティナーシェのリミックスで名を馳せただけあってR&B風味も持ち合わせ、やんわり採り入れたトラップやベース・ミュージックの意匠もいい塩梅だ。