COLUMN

チョン『Homey』 ジェントをリゾート感たっぷりにフュージョン化させたサンディエゴの異端児が、メタルの未来を変える?

【OSHIETAL】第83回

チョン『Homey』 ジェントをリゾート感たっぷりにフュージョン化させたサンディエゴの異端児が、メタルの未来を変える?

 お待ちかねの鋼鉄連載〈OSHIETAL〉。今回はサンディエゴが生んだプログレ・メタルの異端児、チョンをオシエタル! 人体を構成する主要元素――炭素(Carbon)、水素(Hydrogen)、酸素(Oxygen)、窒素(Nitrogen)――の頭文字をグループ名に掲げる彼らは、2008年に平均14.5歳の若さで結成したインスト・バンドだ。学業に励む傍らアニマルズ・アズ・リーダーズやペリフェリーらとライヴを共にし、2015年に『Grow』でアルバム・デビュー。そしてこのほど2作目『Homey』を完成させたのである。

 チョンのサウンドを一言で表現するなら、〈リゾート・フュージョン・ジェント〉。リズム・パートだけを聴けばマス・ロック的な複雑極まりないものながら、メロディーは蕩けるほど優しく、夏の疲れが一気に取れそう。ギターのクリアな響きと滑らかな指捌きなんてジョージ・ベンソンを彷彿とさせるほどだし、全体の雰囲気は〈エウミール・デオダートかよ!?〉ってくらいシャレオツ。ジラフェッジのゲスト参加を抜きにしても、これは昨今のインディーAOR好きにまでヒットするはずだ。そんなわけで、ジェントの可能性を大きく広げた『Homey』を聴かずして、メタルをカタルべからず。

タグ
関連アーティスト
40周年 プレイリスト
pagetop