ディーゴらの築いてきたブロークン・ビーツを継承し、ヘンリー・ウーやテンダーロニアスといった次世代がシーンを盛り上げている南ロンドンの注目株、レジナルド・オマス・マモード4世の2作目。モコモコした粘り気のあるリズムや、ディアンジェロに影響された歌が濃密な空間を作っている。スライの『There’s A Riot Goin’ On』を想起させるところもあるし、ジャズやアフロを巧みに注入したアグレッシヴさも聴き取れる充実作。