京都インディー界の新星バンドが、昨年の初アルバムに続いて放つEP。まず、圧倒的な存在感の妖しいヴォーカルに〈なんだこれ!?〉と驚くが、同時に物寂しくノスタルジックなメロディーに倒錯した時代性を感じる。近寄れないほど孤高なのにフォーキーな人懐っこさがあり、引用が巧いゆえの過剰な芸術性もたまらない! ドレスコーズの志磨遼平が監修するレーベルからのリリースとあって、さらに注目されそう。