コラム

OVOサウンド―ドレイク率いるカナダの万能チームから、期待のマジッド・ジョーダンとDVSNが新作を発表!

OVO SOUND
ドレイク率いるカナダの万能チームから、期待のマジッド・ジョーダンとDVSNが新作を発表!

 結局フィジカル化されなかったためか日本では『More Life』が過去作に比べて意外と気にされていなかったように思えるが、ここ数年のチャート・フレンドリーな存在感において覇権を握っているのがドレイクだという事実に変わりはない。そんな好況は彼が率いるOVOの仲間たちにも良い形で波及している。ドレイクが頂上に腰を下ろす前の2012年に設立され、PBR&B系の音志向をカラーとしてきたOVOだが、パーティーネクストドアはメジャー・レイザーやゼインとのコラボなどを通じて着実に独り立ちするなど、他の面々も独自の色が出てきはじめた。てなところで、ビヨンセ仕事も脚光を浴びたマジッド・ジョーダン、“Hotline Bling”や“One Dance”などドレイクの特大ヒットには欠かせないナインティーン85を擁するDVSN、この2組の最新作が相次いでCD化されたので紹介しておこう。

MAJID JORDAN The Space Between OVO Sound/Warner Bros.(2017)

DVSN The Morning After OVO Sound/Warner Bros.(2017)

 まず、マジッド・ジョーダンの『The Space Between』は片割れのジョーダン・ウルマンがほぼ全曲をプロデュースする格好になり、多様なビート・パターンを同じような音色で鳴らすアヴァン・ソウル路線でマジッド主導の繊細な歌世界を聴かせる安定の作り。ポップなレゲエ風の“Body Talk”がいい感じと思ったら、そちらは唯一スターゲイトの共同制作だった。一方、DVSNの新作『The Morning After』は幻想的な意匠のオルタナティヴ仕立てで、メロの立った直球のR&Bやダンス・ポップも並べた結果、前よりも親しみやすい印象に。いずれも深夜の作業BGMに合いそうな心地良さを約束してくれるのは間違いない!

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