全国のタワーレコードのスタッフが、己の〈耳〉と〈直感〉だけを基準に世間で話題になる前のアーティストの作品をピックアップし、全店的なプッシュに繋げる企画〈タワレコメン〉。これまで、相対性理論、神聖かまってちゃん、クリープハイプ、cero、KANA-BOON、洋楽ではチャーチズやR・シティ、チャーリー・プースといった現行シーンの最前線で活躍するアクトをいち早く発掘しており、現在は月1回のペースでオススメ・アイテムを紹介しています。Mikikiでは、そんなタワレコメンの選定会議に潜入し、作品の魅力を視聴コンテンツと共にお届け! 今回は3月度の洋楽編です!!
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タワーレコード本社で行われたタワレコメンの会議。今回もスタッフたちが〈これぞ!〉というオススメ作品を持ち寄り、タワレコメンの座を獲得すべく熱いプレゼンを繰り広げました。何百タイトルという新作のなかから候補に挙がったのは……!?
まずは、ホット・チップのメンバーとしても知られるロブ・スモウトンを中心とした6人組、ブラック・ピーチズの初作『Get Down You Dirty Rascals』。コクのあるファンク・ビートにハードなギター・リフが絡まる人力ダンス・ミュージックで滅茶苦茶カッコイイです。推薦バイヤーは〈まるでレッド・ツェッペリンがディスコ化したような〉と形容!
次は、〈アデルに次ぐ大物シンガー〉との呼び声高いラプスリーのファースト・アルバム『Long Way Home』。ハスキー&ソウルフルな歌声を、ダブステップやUKガラージ・ハウスを取り入れたミステリアスなサウンドに溶け込ませています。4月10日(日)にTOKYO DOME CITY HALLにて開催される〈Hostess Club Presents Sunday Special〉への出演が決定しており、日本のリスナーも新たな歌姫を目撃するチャンス!
続いて、過去にはサム・スミスやジェイムズ・ベイが名を連ねた、その年もっとも期待のニューカマーに贈られる〈ブリット・アワード〉批評家賞を受賞し、すでにブレイクの予感がプンプンと漂うジャック・ガラットの初作『Phase』が登場。推薦スタッフも〈エモーショナルな歌心とエッジ―な音作りを融合させる破格の新人〉と大器っぷりをアピールしていました。
次は、3店舗からの推薦を受け、USペンシルヴァニア州のスクリーモ・ロック・バンド、フロム・アッシュズ・トゥ・ニューのファースト・アルバム『Day One』が登場。リンキン・パークを見出したマネージメントが強力プッシュしている5人組で、ラッパー含むツイン・ヴォーカルが炸裂するメタル・サウンドに、EDM/ブロステップの要素も採り入れた2016年型の重低音で痺れます。今年1月にはONE OK ROCKとの共演で初来日しており、日本での人気も急上昇中!
続いてプレゼンされたのは、プリンスからロバート・グラスパーまでが賛辞を贈るという女性ヴォーカル・トリオ、キングの初作『We Are King』。清らかなコーラス・ワークがしなやかなエレクトロ・ファンクに絡み合う新時代ネオ・ソウルで、ジ・インターネットやタキシードのファンにもオススメです。ファミコン時代のゲームを模したミュージック・ビデオ同様にフューチャー・レトロな質感も◎!
次は、マック・デマルコと並ぶUSローファイ・シーンのカリスマ的存在=ザッカリー・コール・スミスによるプロジェクト、ダイヴの4年ぶりとなる2作目『Is The Is Are』。胸を焦がすような疾走感はそのままに、メロディーはよりメランコリックに磨き上げられており、実に甘酸っぱいギター・ポップを鳴らしています。5曲目の“Blue Boredom”には恋仲であるスカイ・フェレイラが参加!
続いては、ドレイクの大ヒット曲“Hold On, We're Going Home”(2013年)のプロデュース&ゲスト・ヴォーカルでの参加によって注目を集めたUSトロントのデュオ、マジド・ジョーダンの初作『Majid Jordan』。色香漂う歌声とソリッドなダンス・サウンドの合わさったアーバンなR&Bで、メインストリームでのブレイクは間違いないでしょう。推薦バイヤーは〈ウィークエンドの次は彼ら〉とアピール!
最後は、大人気パーカッショニスト、ホルヘ・
ということで、今回も多彩な作品が並んだタワレコメン会議。多数決で選ばれたのは……!?