福岡のMC兼ビートメイカーによる約3年ぶりの3作目。ラップと拮抗するほどサンプルネタを大胆にあしらった“the World Beginning”から“Inner Child”への流れは、その音に感極まるかの如きラップの昂りもまた◎。唾奇との“Wonder Child”でも、2人に並走する泣きのホーン・サンプルが狂おしく曲を彩る。Sweet Williamの音を背にした“Blono's Way[Another]”のハマり具合は前半に収録のオリジナル以上だ。