SHITAKILI IXの重鎮による2年ぶりの通算5作目。シンプルかつ重厚なハスリン・ラップも衰え知らずだが、メロディアスに歌うなど随所に新たな試みも見せ、よりグルーヴ感のあるダンス要素を前に出している。“ひまわり”では愛する女性を歌う一方、Young Hastleとの“Party Shit”ではトラップ然としたスタイルも披露。リリックの内容がマッチしたNANJAMANのカヴァーなんてボムもあり、ヴァラエティーに富んだ意欲作だ。