シャーリーズ・セロンは本当にどの映画でも美しく素晴らしい演技を魅せてくれる—。物語はベルリンの壁崩壊の時代、1989年ドイツのスパイの話。なんといってもこの映画の醍醐味は英国情報部の凄腕女スパイであるロレーン・ブロートン役のシャーリーズ・セロンの体を張ったアクション。女性のアクションは美しいものが多いが、男顔負けの迫力ある彼女の演技には圧倒された。途中長いワンカットシーンがあるが、とにかくその場面が圧巻。製作者の強い思いが感じられる。スパイ映画ならではの騙し騙されはもちろん、物語も二転三転していき何度も観たくなる作品。ぜひ続編も制作してほしい。