タブラ演奏者の井上真輔と組んだアコースティック・ユニットのaotofでも知られる香川のサウンド・クリエイターが、過去の自主制作盤から9曲を抜粋して初の全国流通アルバムを発表。アコギの爪弾きやタブラ、パーカッションのオーガニックな響きに、鳥のさえずりや水の流れなどの環境音を重ねた音世界は、白昼夢のような微睡みに満ちている。オルガンの残響が印象的な“Boys Wonder”は郷愁を誘う作中のハイライト。