約3年半ぶりとなった通算8枚目のアルバムは、自分たちの音楽的原点であるアイリッシュ・パンクを意識しながらライヴ感の漲る作風となった。新曲をお披露目する昨年のツアー〈THE LIVE〉の影響も反映され、観客と一緒に歌えて騒げるサウンドを追求した結果が出ている。アッパーな昂揚感や合唱コーラスもテンコ盛りで、曲を知らなくても楽しめる即効性も磨き抜かれた印象だ。男泣きのスロウ曲“Lilac”は絶品。