ゆるふわギャングによるSUPERCARの再構築音源などを聴くと時の流れを痛感させられるが、ナカコーは我が道を静かに過激に歩む。昨年はMerzbowとDuennとの実験的なトリオ作品『3RENSA』もあったとはいえ、この新作はNyantora単独名義での一般流通作品としては『White E.P.』(2011年)以来8年ぶりとなるもの。24分超えの表題曲を筆頭に全3トラック、音響彫刻と呼ぶに相応しいアンビエント作品となっている。
Nyantora 『マイオリルヒト』 24分超えの表題曲を筆頭に、音響彫刻と呼ぶに相応しいアンビエント作品
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