ブルックリンのシンガー・ソングライターが4年ぶりにソロ名義で3作目をリリース。2年のツアーと2年のオフ期間を経て〈ニッチから抜け出したい〉と心境が変化したそうで、今までのレトロなR&Bオマージュは鳴りを潜め、メロディー重視のポップな聴き味に一変。ファンあたりのポップ/ロック作品を思わせる曲さえあり、過去作を好むリスナーの間では賛否を分けそうだが、シャウトの懸命さには熱いソウルマンの面影もある。