所属レーベルのサブ・ポップとバンド自身の30周年を記念した10枚目のアルバム。ハード・ロックのリフ感とパンクの破天荒さ、そしてブルースの泥臭さが渾然一体となった元祖グランジ・ロックは、まさに痛快無比の一言。もろにストゥージズな冒頭曲から快調にブッ飛ばしている。いまさらだけど、マーク・アームの歌声ってこんなにイギー・ポップっぽかったっけ? もちろん、そこも大きなセールス・ポイントだ。