健在ぶりを示す4年ぶりのニュー・アルバム。彼らが歩んできた道のりは決して平坦ではないけれど、フロントマンのクレイグ・ニコルズは常に良い曲を書き続け、ここでもビートルズ、あるいはニルヴァーナの再来と謳われたデビュー当時と変わらない自分たちらしさをしっかり表現している。フォークあり、サイケあり、ピアノ・バラードありという曲調の幅広さもヴァインズならではだ。