小学生の頃、たしか6年生の頃にギターを始めた。それから兄が聴いているCDを借りまくって色々な洋楽を知った。よくわからなかったけど知らないものを知ることが楽しくて、かなり背伸びをして聴いていたと思う。
そんな感じで中学生になった頃にThe Vinesを知った。背伸びして聴いていた洋楽とは何もかもが違っていて、それは初めて心の底からカッコいいと思える音楽だった。すぐにCDを全部買って、バカみたいに毎日聴いて、ギターも超簡単だったから練習しまくった。
初めて買ったのは1st『Highly Evolved』で、もう何百回聴いたのか分からない。
というわけで今回はThe Vinesの1st Album『Highly Evolved』について。
最初にThe Vinesを知ったのは、BSで夜中にやっていた音楽番組だったと思う。何となく記憶している限りでは、ライブ映像が数曲放送されるだけの10分ぐらいの番組だった。
The Vinesのライブが放送されたあと(その時にどう思ったのかは全然覚えていない)すぐにパソコンで検索をかけ“Ride”のMVを視聴。「めっっちゃカッコいい!」と心を掴まれ、目はハートになっていた。その翌朝、日置少年は近所の新生堂へと駆け出しこのアルバムを購入。家に帰って聴いてみたところ“Ride”が収録されていないことが分かり悲しみに暮れた。
問答無用で“Ride”が収録されている2nd『Winning Days』を購入。これも最高。
それからThe Vinesばかり聴いて、中学生の自分には意味分からん歌詞とかも延々と読んで、授業中に歌詞をノートに書いてみるお決まりのやつもThe Vinesでやった(和訳で)。
それに加えて、ボーカルのクレイグが精神的に不安定ということもあり、ラジオのライブ収録で暴れたり、フェスでお客さんと喧嘩したり、そんなエピソードに厨二心をくすぐられて色々と真似していた気がする。
そういう過程も含めた上で、この“Get Free”という曲のシャウトにメロメロだった。
このギターめっちゃ練習したし、弾けたときは嬉しすぎて兄を呼び出し喚き散らした。
このアルバムは(The Vinesはどのアルバムもそうだけれど)激しい曲とミドルやスローな曲が交互に入っていることがほとんどで、それがいい。そのうえアルバムを通して録音やミックスがシンプルにめっっちゃカッコいい。
静かな曲ではギターやコーラスワークがひたすらに美しくて、激しい曲でのシャウトとはまた違った切迫感にグッとくる。
何だか中学生の頃の無垢な自分を思い出して泣けてきた。これをMDに入れてウォークマンで聴きながら散歩とかしてたなぁ。懐かしい。
この曲もギターをひたすら練習した。弾けるようになってからはMVを流しながら一緒に弾いて飛び跳ねたりして盛り上がっていた。
今でこそあまり激しい音楽を選んで聴くことが少なくなってしまったけれど、このアルバムを聴けば、いつだってギターを始めた頃に、中学生だった頃にちょっと戻れる。
それって音楽のとても素敵なところ!!
The Vinesはこれまでにメンバーの脱退や活動休止などを挟みつつも7枚のアルバムをリリースしていて、どのアルバムでも大きく変わることなくThe Vinesであり続けてくれている(個人的には最新作『In Miracle Land』が大好き!)。
自分がバンドを始めるずっと前から、リリースされる度にリアルタイムで聴き続けてこれたバンドってあまりいなくて、思い返してみてもThe Vinesくらいかもしれない。
このところ活動している様子がほとんどないけれど、またいつか新しいアルバムが聴ける日がくるといいなぁと願いを込めて、最後にThe Vinesで一番好きな曲を貼っておきます。
いつのまにか夏も通り過ぎてしまい涼しくなってきたし、ボーっとしていてはいけない! というわけでEASTOKLABからビッグなニュースが近々あるかも。この“Winning Days”の歌詞から拝借すると残り少しの2021年とその先にある未来の為に“I’ve been trying”しています。どうぞお楽しみに!
RELEASE INFORMATION
Hayato Hioki 『Swallowing Smoke』 DAIZAWA/UK.PROJECT(2021)
リリース日:2021年4月21日
品番:UKDZ-0216
価格:1,528円(税込)
配信リンク:https://hayatohioki.lnk.to/S_Smoke
TRACKLIST
1. Flash
2. I Think
3. Look Back
4. Frozen in Time
5. Pass
6. Throng
7. Fly Away
8. Glitter
9. Distant Memories
10.Make a Circle
『Swallowing Smoke』のダウンロード・コード付きカセットテープは、EASTOKLABのオフィシャル・ストアの他、Tobira Records、STIFF SLACK、FILE-UNDER RECORDSにて数量限定で販売中。
https://eastoklabjp.thebase.in
EASTOKLAB 『Fake Planets』 DAIZAWA/UK.PROJECT(2020)
リリース日:2020年6月3日
品番:UKDZ-0209
価格:1,681円(税込)
配信リンク:https://eastoklab.lnk.to/FakePlanets/
TRACKLIST
1. Contrail
2. Rainbow
3. Stud
4. Hug
5. Farewell
6. Living
7. Ten
8. Dive
ANIMAL HACK, EASTOKLAB 『ICE RED』 ANIMAL HACK & EASTOKLAB(2020)
リリース日:2020年11月11日
配信リンク:https://linkco.re/Rnn1Hnyn
TRACKLIST
1. ICE RED
LIVE INFORMATION
connect
2021年9月20日(月)京都 GROWLY
開場/開演:16:00/16:30
前売り/当日:2,000円/2,500円(いずれもドリンク代別)
polly × EASTOKLAB Split Tour “Twin.” 京都編
2021年10月15日(金)京都 GROWLY
前売り:3,000円(ドリンク代別)
polly × EASTOKLAB Split Tour “Twin.” 名古屋編
2021年10月16日(土)愛知・名古屋 stiffslack VENUE
前売り:3,000円(ドリンク代別)
polly × EASTOKLAB Split Tour “Twin.” 東京編
2021年10月29日(金)東京・青山 月見ル君想フ
前売り:3,000円(ドリンク代別)