〈UK版ビースティ・ボーイズ〉なミクスチャー・サウンドと共に、ハタチそこそこでシーンに登場したジョーダン・カーディ。1年半ぶり2枚目となるこのアルバムは、ランシドのティム・アームストロングがプロデュース(+ティム・タイムボム名義で客演)し、ヘルキャットから登場する運びとなった。大きな特徴はグッとテンポアップして、ラップ・パートを増量している点。3コードで爆走する“I Wanna Skate”など、モッシュしたくなるイケイケなナンバーが満載だ。インタラプターズのエイミーを迎えたレゲエ曲も良いスパイスに。英国の厳しい現状を歌った前作に対し、今回はもうヤケクソというか、故郷に見切りをつけてLAパンク/スケート文化にどっぷりオマージュを捧げている感じが凄い!