〈ブリット・ポップ〉や〈ガレージ・ロック・リヴァイヴァル〉など、時代ごとのムーヴメントと絶妙な距離感でリンクしながら、マイペースにキャリアを重ねてきた4人組。記念すべきこの10作目はミュージカルの黄金時代に思いを馳せつつ、カントリーやブギにもアプローチ。もちろんヴェルヴェット・アンダーグラウンドへのオマージュも忘れない。支離滅裂なようで、実は米国大衆音楽への愛着を表明した怪作かも?