年末年始フランス音楽界の重鎮の訃報が続いた。2018年11月フランシス・レイ、そして2019年1月ミシェル・ルグラン。偶然にも2人とも生年は同じ1932年、86歳で没。本作はフランシス・レイの日本独自企画の追悼編集盤であり、サラヴァ・レーベルに残された60~70年代作品のシングル盤を中心とし、他アーティストのレイ自身の作曲音源をも集めた内容だ。“白い恋人たち”(インスト版、コーラス版、ピエール・バルー版)、“あの愛をふたたび”、“男と女”など代表作の他、盟友ピエール・バルーや自身の歌唱音源を含み、フランシス・レイの非凡な才能を再認識できる。