フランスの人気ピアニスト/作曲家の新作。オリジナル作品以外にもテレビ、ラジオ、映画の劇判等様々なシーンで活躍してきた。前作までもアルバム毎に新たな挑戦を試みていたが、今回はまた大きく新境地へと向かっている。フランス印象派とクラシックをルーツに持つ確かな演奏技術と、現代音楽やライヒなどのミニマル~ジャズや民族音楽まで視野に入れた唯一無二の感性が本作の存在を特別なものへと昇華しており、様々な音楽的発想やテクニックで構成された非常にバリエーションに富んだ作品に仕上がっている。シンプルかつ深淵で繊細な音像はこの人ならでは。