リード曲“337km”をはじめ、果敢すぎて展開がまったく読めない、プログレッシヴとポップの間を射抜く編み出し難い鬼アンサンブルと、やり切れない感情の洪水が同時にグワッと迫ってくる様に、何度もハッとさせられた。いじめがテーマの“いたいよ”など、タブーとされがちな領域に勇気を持って斬り込んだ歌詞も強み。このバンドは演奏力だけじゃなく、心情描写もすごいんです。綺麗ごと無用で攻めたミニ・アルバム。