ローファイ・ドリーム・ポップの歌姫がフライング・ロータスに見初められ、ブレインフィーダーからアルバムをリリース。〈倫理に反した政府や企業のせいで腐敗した2080年のディストピアな地球〉を描いたそうだが、儚い歌声はヒンヤリと涼しげだし、エレクトロニカとジャズの上を泳ぐシンセの揺らぎも身体を解してくれるようで、作品のテーマに反して暑い日々に心地良い時間をもたらしてくれる。